2017年10月19日(木)
このところたてつづけに編集さんなどに
『画家。』
と紹介されてしまうことがあるようになり
大丈夫なんだろうか。自分。と
くびをすくめれば
北海道東川町の秋の冷たい風がしみます。
しかしながら、えほんのページとしてより、ちゃんと絵を、まずは絵を描こうよ、
と 自ら考えるようになったのも事実でして、
ここ何年かの このこころもちは
やはり北海道の風土が好きすぎることにも
理由があるように思います。
『ポンポロッコの森』、
ピヌピヌがすんでいる落葉樹の林、パロパロのモデルになった雑木林は
いま紅葉の盛りです。
強い風に林がゆれ、梢や散る寸前のかわいた葉のざわめきは
逗子海岸できく波音に似て
どこかのんびりした歌のようです。
いちまいにまいと散る葉のなかに
イタヤカエデがありました。
このかわいらしいきいろちゃんは
すこしまえの 至光社こどものせかい『いつのまにかどこからか』になりました。
その本がきっかけで
しっかり いちまいいちまいの絵を描いてみるようにと
アドバイスとはげましをくださったのは
いわさきちひろさんのご子息、ちひろ美術館の松本猛さんです。
大恩人の至光社武市さんのことばのあれやこれやを反芻しながら
精進は生涯つづきます。
10月。
北海道一の峰々から冬が駆け下りてくるのがみえるようです。
(遭難者のニュースが流れましたが無事の救助でよかったでした。)
間もなくあたりは厳寒白銀世界に。
そう、それは『ゆきがふる』になったのでした(°_°)
灯や火のありがたさが しみ、いやされ、はげまされる季節がきますね。
ではまたm(_ _)m