早春北海道からポンポロッコの森へ

2018年4月27日(金)

北にたどりつくのは遅めとはいえ

春は毎度ちゃんとやってきます。

待ちこがれるからこそ

ささやかな空気のかわりようなんかにも

ちょっと敏感に気づけるようにおもいます。

その証拠に

大きな街のひとたちは こころなしか

にこにこゆっくりゆらゆら歩くようになり

畑がちの ちいさな町の人たちは

がさごそと動き回るエネルギーが

増し増しになり

代謝があがり

のんだり たべたり わらったり

毎日が祝祭めきます。

(個人の感想だけど)

そんな、大好きな早春の北海道、

芽吹きや桜の開花を待つ林の底に、

ピンクとブルーがあふれていました。

カタクリとエゾエンゴサクの大群落です。

どんぴしゃりのタイミングで

三年ぶりに会えました!

いそがしくなった町の人は

あんまり彼らを眺めにきたりはしないので

そんな人たちの代わりといってはなんですが

ゆっくりゆっくり

ちいさな花をゆらす風にあたってきました。

ポンポロッコの森のモデル、というより

このまま その森や林である大雪山周辺、

ぶらぶらしながら浮かぶのは

ポンポロッコのくまやうさぎやきつねや

ミナミナやピヌピヌのつぶやきやためいき。

そういえば

去年の春の神保町展に出した長ーい絵巻にも

このちいさな花々を点々と描き入れました。

ポンポロッコだとすぐそこに沢があって

ミナミナがわたりながら

ぶつぶつと考えごとをしていたなあ。

あと

あの絵巻、北海道で暮らしているというドイツ出身の人がふらりとやってきて

「これ、ウチにあったらたのしいな。」と

買ってくれたなあ。

と ぼんやりおもいだしながら

これから描く絵のことを考えていたのでした。

また せっせと手をうごかす日々にはいります、がんばろな。

絵巻の一部。

がやがやの沢をわたりながらミナミナは、

自分の足のゆびが別の生き物のように思えたのを機に

自分とせかいの境目についてうさぎと話しに

行ったのでした(ポンポロッコの森II)