反省もなく、折り目のついた、
しかもさらにしわくちゃの紙に
アクリル画の試し描きをしています。
しごとばの西向きの窓のむこうは山です。
年末に南回帰線まで旅をしていた太陽がだんだん戻ってきたようで
日の入りが南方面の「海の向こう」から
「山の向こう」へと変わってきました。
しかもなかなか沈んで行かないような気がするのは、
日が長くなったから。であるはずですが、
このとき、この日たまたま届いた音楽CDをはじめてかけていたので
なにかおだやかな海辺っぽくたっぷりしていたそれを
ちょっと聴いてからにしよう、と
お日様もおもったんじゃないかとうたがっているところです。
わけあってなかなか手を出さなかったアクリル絵の具ですが、
この先折り目のないまともな紙にも描いてみようと思うに至りました。
ずっと使ってきた水彩絵の具と作業の重ね方がちがうので
絵に現れる「とき」や「空気」などもきっとちがうものになるように思います。
そうだといいなと思います。
どちらにせよ、試行錯誤は延々つづきます。