2012
19
Jun

日々記

この島の雨季

2012年6月19日(火)

 

春と夏のはざまの、5つ目の季節です。

小さな庭をとりかこむように ぐるりと植えた

ささやかな木々のしたたる緑の陰にうずくまって、

いつにもましてぼんやりできます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

巣立ちそこなったすずめの子を おもわず保護してしまいました。

玄関先で、飛びたちきれない、ぷるぷるしたせつないはばたきで、

もう足が弱っていました。

雨よけをして様子をみましたが、

綿棒からすこし水をのんで

ひとつぶごはんを食べて、それがさいごの食事になってしまいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

こんどはあかいおはなになって

生まれておいで。

 

すこし赤い花をつんで、一緒に埋葬しました。

 

そう。季節はめぐる。

きっと、いのちもめぐる。

去年は咲かなかった彼ら、

ことしは待ってましたとばかりに!

名前もいいんだ、やつは。

なんてったって、隅田の花火。

ぱぱぱぱぱぱぱぱあああんと 火薬をつかうっていうのは、こうでなくっちゃ!

海開きのしたくもすすんでいます。

しめっぽい空気が潮のかおりに満ちています。

 

 

ぼくら、除虫戦隊カヤリンジャー。

さあ。いつでも来い!夏!真夏!

 

 

 

 

・・・・っつったせいだってこたぁ ないだろけど、

今晩来るのは 台風だそうで。

したたる緑に また試練。

がんばれ巣立ちのさかりの小鳥の子ら。

晴れたらいつか、顔見せて。

あの子すずめのきょうだいたち。