2012年7月17日(火)
16日に、おおきなあつまりがあった代々木公園に おでかけしてきました。
あの日をさかいに、ずっとこわいとおもってきたし、
なんとかしてくれるだろうと信じようとしてきたし、
まわりの友人なんかにも、ものすごく勉強して考えているのが(ふだんは競ってあほなこと言うのに)たくさんいるし、
わたしはわたしで、できることを黙々としてきたつもりだったけれど、
いま、すごくほしいのは、
どういう方向へいこうとするのか。という はたじるしになりました。
すぐきまるとおもった「ぜんぶやめよう」ということがきまらなくて、
やっぱ、なんもかわらんじゃないか。
っつって、ちいさくため息つきそうになったところで聞いた(読んだ)坂本龍一さんのことば。
「私はまだあきらめていません。あきらめないで、がっかりしないで、根気よく。」(6月15日朝日新聞)
しんどいことですが
できることといったらがっかりしなで根気よくすることくらいだし、それだったらできる。
ありがとう、坂本さん!
「16日はね、ちょいと代々木へいってきます。」と ご近所や友人にはなしたら、
「あ。それはよろしくおねがいします!」といったひとがなんにんもいて、正直びっくりしたのでした。
そうかあ。自分の気をきらさないつもりで行こうとおもったけれど、
自分だけで行くんじゃなかったのでした。
代々木は暑かったですが、つよい風のおかげで、空気のよどみもなかったように思います。
ケヤキが大きくゆれて目にもすずしく。
渋谷経由恵比寿行きのパレードのみなさんについたりはなれたりしながら歩きましたが、
渋谷のまちなかでは、あそびにきていたわかいみなさんが飛び入りで行列に参加したりして、
とてもいい感じでした。
恵比寿で、おつかれさん、と一服ビールをのんでいたら、
ほかにも集会がえりのかたがたが何組も、同じようにそれぞれテーブルをかこんでビールをのんでいた。
いやはや~。うまかったっす。
おねがいします、とおっさったみなさん、代々木にいるときに「熱中症にきをつけて!」とメールをくださったみなさん、
とりあえず、いってまいりました。
ちっちゃい子をつれて、無理に炎天下や群衆のなかに 行ってはいけません。
身軽になったおばさんが いってくるから。
わたしにも かつて 誰よりも愛するちっちゃい子がいた。
その子たちをつれて逃げ惑ったり食べ物を不安におもったり家に帰れなくなったりしたら、
どれだけ絶望的な気分だったかを想像することくらいはできる。
ものすごく単純なきもちです。
そしてこの星のどこよりも、この国の島々の 山、海、空、森、まちが
わたしは好きなのです。