ひとりカシワの丘

ポンポロッコの森はずれ、ひとりカシワの丘です。なまえのとおり、丘の上にカシワの木がいっぽん、いつもひとりで物思いにふけっているようすです。

ポンポロッコのみんなは、ときどきひとりになりたくなると、ひとりカシワの丘にやってきます。

きっと、ひとりひとりがひとりでいられる丘なのでしょう。

雪があんまり深く積もってあたりがもんもんしずまりかえり、カシワがほんとうにひとりでいたある日のことでした。だれかふたりづれが、こちらにむかってきます。カシワはさいしょ、こんな吹雪のなかをミナミナとピヌピヌがやってくるのかと思ってひどく心配したのですが…

ありゃりゃ。だれたちだ?

よっほぉー。ふうせんくんたちだったか。

みまちがいだとわかって、カシワはちょっとうたうようにわらいました。

また降ってきた。いそげいそげ♪

ピヌピヌかと思ったふうせんはおてがみを、ミナミナかと思ったふうせんはちいさなつつみをたずさえています。

だれが、だれたちが、だれのために、どうしてふうせんくんにおつかいをたのんだか、カシワはすぐにわかって、吹雪にお礼を言ったくらいです。

ちゃんとつれてきてくれてありがとね。

雪がふりつづく、年の暮れのことでした。

ポンポロッコの森だけでなく、ことしも暮れようとしています。

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ひきこもっての作業は、心細さとつれそう毎日ですが、そんなあたたかなご感想をひとつひとつ励みにしながらのろのろとすすんでゆけますm(_ _)m

あたらしいとし、春3月には神保町で個展です。もっとたくさん絵をかいて、あたらしいものがたりをいっさつをつくり、みなさまにお目にかかれますようがんばりまーす♪
来年こそは、せかいから理不尽なかなしみがなくなり、ささやかな日常のさいわいのともしびでいっぱいになりますよう祈りつつー

おすこやかにどうぞよいお年をお迎えください。