南岸に雪です。
まっしろ氷点下の北で
年々歳々家族のようになってゆくひとたちとあたたかく年を越し、
吹雪をついて帰った海辺で
それぞれ家族もちになったこどもらと参集し、
ありがたくうれしいことでした。
特に近所でこどもをそだてる娘をちょいちょい手伝う日々は、
絵の作業時間をこまぎれにしていますが
それはここ10年近く「あり放題。」だった自分時間を少々失うがまんではなく、
わたしのあたらしいワークライフバランスなのだと南北参集の最中つくづく思いました。
ていうか。
ワークなのか。
わたしにとって絵しごとはワークなのか。
ただのライフではないのか。
渾然一体ただ生きる。
えほんしごとと絵しごとがたてつづく本年です。
こまぎれも、つなぎあわせればおおきな布。
ちりも、つもれば山。
ことしもどうぞよろしくおねがいいたします。
(写真は「ポンポロッコの森3」挿絵より)