2016年12月6日(火)
ポンポロッコの森、晩秋おかつらさま。
おかつらさまはけっして想像上の樹木ではございません。モデルにした株立ちのカツラのあまりの巨大さに、小屋が建てられるんじゃないかとぼんやり考えたのが、ポンポロッコの始まりみたいなものです。
この絵は、おひさまに仕上げてもらいました。
そろそろひきかえせない仕上げ作業にはいろうかどうしようかとぐずぐずぐずぐずしていたときです。窓からしゃあっと日がさして、絵の上を斜めに走りました。
うわっ!と思ったとたん、ぐずぐずとかたまりつつあった仕上げのイメージが一撃でふっとび、だからってどうしたらいいのかわからないけれど、うわっ!と思ってしまったのだからしかたがない、とにかく、とりあえずとりいそぎ斜めにさした日差しをそのままうつしとってみたら、目論見とはちがう陰影があらわれ、思っていなかったうごきを感じました。
ハート形のカツラの葉っぱたちは、その気分にのって舞うことになりました。
だんまり沼みどりの絵に、どこからともなく飛んできたヒガラちゃんもそうでしたが、ふとやってきた絵の神様のいたずらかもしれません。おかつらさまの家にくらすくまもきっとよろこんでいると思います。