桜。月明りそして雨上がり

10月5日(月)

桜。3枚目。月明り。
ピンクと黒の相性を描いてみたくて、
背景を何で塗りましょうかーと考えた挙句、初めて墨をつかってみました。
にじみかたも、乾いて現れる色も たいへん新鮮に思える作業でしたが
何よりも、墨の黒が こんなにも吸い込まれそうな気配を持っていたとは。
しずかに感動して 独り笑いをうかべながら 花びらをのせてゆくと、
溶けないと目論んでいた 墨が ピンクの水彩に淡ーく溶け出して
花びらと混じり、にじみ、思うようにならないので
それを楽しむことにしました。

実際散った桜が 夜の闇に溶けてゆくような 気分ではありました。

きつねとくまは
今夜はふたりして漕ぎ出しました。



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

桜。さいごの一枚、あめあがり。
ここへきて気分もだいぶ絵物語モードになってしまい、
先の3枚で いっしょうけんめい桜を描こうとしたのとちょとちがい
この場面のあとさきなんかを おもいうかべながら点々、点々、点々々・・・・と
何日か無間地獄作業をくりかえしまして 本日も日没をむかえました。

あめあがりの桜の森、
とおりかかったちいさいピヌピヌを どうにもふしぎな「おびただしさ」が包みます。
しっとりと いまは しずかな帰り道です。