2020
29
Apr

日々記

炭を焼くひとの山

北海道旭川~東川・里山再生に向けて動き出した

「ひとつの木プロジェクト」のポストカード原画その1。

米飯(ペーパン)製炭所。

山で、山と生きることをめざして

その山の土で窯をつくり炭を焼くひと。

雪の季節にだけ火を入れるその土窯のたたずまいは

ゆっくり脈を打つ心臓のようでさえあります。

・・・炭焼きは、木から煙を取り除く化学、

化学変化の具合は煙のいろやにおいに訊く、

炭ができてきた合図の煙は「あさぎ色」・・・

山でそのひとのことばに耳をかたむけながら、

「あおい しずかな 大気の底で」というイメージが

わたしをとらえて離しませんでした。

描いていたら、

画面のむこうに月もひょっこり顔を出したらしく

やさしい影が伸びてきました。

米飯製炭所

https://www.peipancharcoal.com