素描をかく

2011年9月15日(木)

 

会期中ギャラリーの休日がいちにちだけあって、その日はたまたま結婚記念日だったので、

わざわざ休みをとっていた亭主と、だいすきなビアレストランで乾杯!

と、きめていたところ、

そそくさと引き上げることになったのは、

「素描を描き足さないとまずい」

ということになったからです。

 

 

素描というからには、

本来は、

現場始まる前にすでに否応なくあるはずのもの、

捨てちゃってもいいけどまあとってあるよ、の下描き。

といったものを指すのでしょうか。

 

ふだんほんとうにどんどん捨ててしまうので(はっきり言って全部かきそんじだし)

そのような範疇でおみせできるものは見当たらず、

ま、先にもご報告したとおり、ポストカードの販売にあわせて、

おなじ大きさの色なし鉛筆画、チャコール画をならべてみても

目をとめてくださるのかのおそるおそる企画第3弾。

だったところが。

 

 

はじめの2日間で、たくさんかっていただきました。

ほんとうにありがとうございました。

とくに動物たちの売れ行きが良くて、それをば描きふやすことに。

 

絵はがきサイズの絵ではありましたが、まずはB5サイズほどの紙に描き、

絵はがきのサイズのフレームをあてて、トリミングをしたものです。

ただ描いていたときにはまったく意識しないなにかが、

わくどりで突然あらわれてくるときは、ひとりでにやつく。

なにか、

そこに描いたものがとつぜんものをいう瞬間といえばいいでしょうか。

そんなことは、

描くときにはじめから思いをこめるのが本当なのかの知れません。

できなければいけないことが、じぶんにはできていないのでしょう。

しかたありません・・・・・・

あとからみつける余白に、そうやって手伝ってもらいました。

 

ものをいう素描たちが、

いろいろな方につれられて帰ってゆきました。

ジョロもマグカップもお玉もいすくんも灯台も。

連れて帰る素描に、

ぶつくさ話しかけているかたもひとりやふたりではありませんでした。

ほんとうにありがとうございました。

 

描き足したのはおもに、こどもたちやどうぶつたちでしたが、

たくさん描くことになった結果、ひとつひとつがキャラクターをもつようになってきて、

こうなると描いているときから

わたしになにかぶつくさいってくるようになりました。

そうやってうまれた線の絵たち、

横丁にもときどきあそびにくるそうです。

 

そのときは会ってやってください。