2019
30
May

日々記

水のにおいの季節に

北の緑はつめたい風に鳴り雨が来るのをしらせ、

南の海辺では水のにおいが空気に満ちています。

ざわめきの季節、湖のしずけさがたいへん恋しくなってきました。

原始の風景の静寂の中にいると

こころもちがゆっくりと同期しておだやかになるのがわかります。

知り合いにも見知らない方々にも、

このこころもちが広がってゆけばよいのにと

祈りのような哀しみすらわきあがってきます。

ポンポロッコの森IIより 「だんまり沼」