葛飾北斎筆の絵手本のひとつ『一筆画譜』の一部を先日の北斎展で見てから
どうもポンポロッコのミナミナが気になってしかたなく、
彼女にすこしポーズを(あたまのなかで)とってもらってぬらっと描いてみました。


描いているあいだじゅう ミナミナはなにかと物思いにふけっているようすでしたが、
もういいよ、ありがとう、とさよならするなり
はなうたをうたいながら、小鳥の鳴き声を追ってどこかへ出かけてゆきました。
いまごろポンポロッコの森のどこかで
咲き始めた春の花やら雪解け水でにぎやかな沢なんかに話しかけたりしていることかと思います。
わたしのほうはといえば、描いているうちに、
ミナミナと名付けたおんなのこのひととなりがすこしわかってくるような気がして、
キャラクターを描くというのはとてもおもしろいことだなと思います。
