2017年11月28日(火)
晩秋の東北を ことしもおとずれました。
ひとをたずねて 石巻。女川。八戸。
それから
淡雪の林を抜ける鉄道に乗って
ぎりっぎりの水際まで。
あまりの怒涛に
ながめているだけでからだがこわばるのがわかります。
大地震の日の海にひどい目に遭いながらもなお、
そんな海辺にかえってきてくらすかたがたの営むちいさなお店の
あたたかさとふしぎななつかしさについつい長居、
つれとひそひそ よしなしごとを はなしたり
じいっと だまったりしながら
ぼんやりのんびりいただいたコーヒーを、
窓のそとのやさしいきれいな雨筋や
ひらりゆらり舞う雪を、
忘れることはありません。
あたらしい時がしずかにつもってゆく町に
これからもときおり そっとおじゃましたいとおもいます。