2017年7月21日(金)
今朝眺めていた新聞で遭遇したことば。
そうなのだよなー、それなのだよなー、
と思えて
こころつよくなれた感じがします。
音の粒。
わたしにしたら、光も粒。
見る、聞くの触覚からびりびりくるあの肌感こそ リアリティ。
いま とりかかりの えほん仕事で、
あたらしいおつきあいの編集さんと、打ち合わせ中に話せた、
作家それぞれの
『リアルとはなにか』について、
てざわりとか、正確な描写とか、対象への科学的理解とか あるなかで、
では わたしにとってリアルとは、を 語ろうとして
「そのものの、その場所の、空気の、のっぴきならない あの 肌の感じ」
であるので、
描いてみないと自分でも「見えて」こない、
ラフのいまは不安しかない、なんてことを言って
大きく頷いてもらえてほっとしたのだけれど、
1枚、ようよう仕上がって
やっとどきどきしてこれたから、
この本も大丈夫だとおもう。
粒だらけの季節。
粒まみれの、夏の風の中で
あんな粒こんな粒を描きます。
つぶつぶつぶつぶつぶつぶつ……