だんまり日記 10月

◆だんまり日記のメモも途切れがちな秋です。
絵ばかり描いて。と言うべきですが
旅がちでもあります・・・・・・・
おもうところはたくさんですが
思考がことばによらなくなっている。というと
かっこよすぎるけれど、
そんな気分になっています。

旅がちだと言いましたが
台風のせいであきらめた旅もあります。
しかたなく家にいればちゃんと絵ばかり描いていて、
ご近所では夕方まではピンポンしても出てこないというのが
周知になってきまして申し訳ないことでもあります。

そこにピンポン。
鳴ったので、
玄関をあけると
せいちゃんが立っていました。
3日前に歩くようになったって。
すごいなあ。
夏にひとつになったばっかりじゃないの。
会いに来てくれたんだって。
うれしいなあ。
せいちゃんをいつでも抱っこできるように
自分の手が カドミウム入りの絵具まみれにならないように
わたしのこどもたちがちいさいときに気をつけていたように、
ちゃんとまた気をつけようと思った。

せいちゃんのネーネはさっき
音楽会の招待状をもってきてくれたよ。
そういってせいちゃんのせたけにしゃがみこんで 
すぐそばにガードマンみたいに仁王立ちしているせいちゃんのニーニを見上げました、
ずっと「おとうと」だった彼は
せいちゃんがうまれてから
ちゃ~んと赤ちゃん返りしていた彼は
どこからどうみても
にいさんだ、
すごいなあ。
おばさんは胸がいっぱいです。
きょうから君を
安心して にいさん て呼ぶことにする。

きょうはもう絵描かない。
乾杯。

◆年明けに発行になるこどものせかいのしごとが
印刷に出ました。
試刷りを見たけどすごい。
いい印刷って原画をまんま再現するのとはちがうということを思い知った。
描いたわたしだって
けっこう死に物狂いにやった、と言える全力投球だったけれど、
印刷屋さんは印刷屋さんで、
すごいしごとをしているとしか言いようがないのだった。

「描きたいものを描ききれないのが絵描きなんだ、 
 絵描きの想いをくんで 絵をこえる印刷をしろ。」

ちゅう仕事をめざす職人さま方。
このところギター2本のライブっていうのにたてつづけにいったけど、
「どや。」
っていう奏者ふたりのこれでもかの弾きっこの先に
ぴたりとかさなりあう瞬間があるのにしびれてきて、
印刷屋さんの心意気に すぐそのことを思い出したのだけれど
そうなると もう一本のギターが 『描き方』としての自分ということになるので
僭越なることこのうえない。
でも。
もうここは恥をすてて申し上げます、
すごいライブになって無上のよろこびです。

一冊絵本ができるまでは
いくつもの音楽的瞬間がありました。

ささやかな謝意を表すべく、
大阪の印刷屋さんのみなさまのご多幸のために
阪神タイガースを応援いたしましたが
及びませんでした。
もうしわけございませんでした。

気を取り直しまして
来年は横浜ベイスターズが。
北海道日本ハムファイターズと。

を 祈念しまして乾杯です。

では また。